街中に賑わいが戻ってきた。 都心のショップでは久しぶりに人、人、人である。
着ていくところがないと服は無用のものだ。 いくらカッコよくても、素敵でも着るシーンがなければ無駄な買い物したという罪悪感で終わりである。
外出を我慢していた人々にやっと服を着る機会ができたのだ。
アパレル業界としては本当に待ち遠しかった。
一大トレンドのオーバーサイズもそろそろ山かなと思っていたが、20222FW コレクションを見るとまだまだ続きそうな勢いです。
VETEMENTS(ヴェトモン)2015AW コレクションで火がつきあっという間にオーバーサイズシルエットだらけになった。 シルエットがトレンドになる事は少ないので、マスマーケットまで拡がったのには驚きだ。
メンズパンツは クロップドパンツ → ノータックテーパード → タック入りテーパード → ワイド と進化してきた。
GU のシェフパンツバリエーションは、そんなに売れるの??と心配になるほどだった。
さて、そんなワイドパンツのルーツを少し探ってみた。
日本においてはやはり寅壱のニッカボッカ いわゆるドカチンパンツだろう。
90年頃、海外のデザイナーやファッション好きが寅壱で買い物する事が話題になった事があった。 ニッカボッカはワークウェアなので機能面、安全面がベースにある。
当然外見だけではない。 立ったり、しゃがんだり、大きく股を開いても突っ張らず、動きが楽らしい。 面白いのは「レーダー機能!」 せまい現場作業でダボダボシルエットが先に触れる、ひっかかる事で危険回避できるというわけだ。
そんなニッカボッカも現場からは減少しているらしい。最近の子はスマートなワークパンツを好むとの事。
さらに遡ると、1800初頭 オランダ移民の『ブリーチズ(breeches)』というパンツがベース。 1900年初頭にはニューヨークのニッカーズとしての流行したらしい。 1930年には流行が終わっている。
おしゃれでエレガント!
だけど、ワイドパンツとは違うかな・・・
オランダ移民がもちこんだ『ブリーチズ breeches 』
かっこいい!
http://kobo-staff.blog.jp/archives/1058406476.html
http://kobo-staff.blog.jp/archives/1058406476.html
後身頃もいけてるね。
そうそう これこれ!! こんなんがいい。
無茶苦茶かっこいい。
ロシアのパンツ。靴も木製かな?
バックルのディテール、 タックの入り方、シャツの前開き仕様、 帽子のかぶり方。なんかクールでワクワクする。
ダッチマン オランダ人 そのままコレクション使えるのでは。
ジャケットもいい。
1966年の写真 「ダッチセーラー」 船乗り服。
PINTALIST より
ニューヨークのオーダーパンツショップ 2014FW コレクション。 深い交差タックでシルエットを作っている。
さすがにここまでは勇気ないなぁ。
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