「鬼滅の刃」無限列車編 が大ヒットした。 2020年の重苦しいムードの中、この映画で元気づけられた方も多いと思う。
竈門 炭治郎(かまど たんじろう)が着ている服は当然露出度も高く、柄も印象に残る。
さて、このグリーンと黒の格子柄はどこから来たのか?
引用: https://www.amazon.co.jp/炭治郎(かまど-たんじろう)-コスプレ衣装-コスチューム
【弁慶格子 】【弁慶縞】といいます
(べんけいごうし) もしくは (べんけいじま)
カッコよくないですか!!!
弁慶格子のルーツは?
引用:「歌舞伎用後案内」より
” ギンガムチェックのような、白地にグレーと黒の格子柄を「弁慶格子」と呼びます。
色味は、藍や柿色などがありますが、正式には黒系のみが「弁慶格子」とされる。
気性の強い役がこれを着ます。
弁慶という名称が入っているため『勧進帳』の武蔵坊弁慶が着ていると思われがちですが、弁慶の衣裳は「翁格子(おきなごうし)」という名称の柄です。”
弁慶が着ていたわけではないですね。
引用:https://www.kabuki-bito.jp/special/costume/lixil-stage/post-stage-34/2/
この配色はどうみても『ブロックチェック柄』ですよね??
引用: https://mamagirl.jp/0000153009
女性が着ると【女弁慶縞】おんなべんけいじま というらしい。
リラックスしている感じがすごく良い ♪
https://mamagirl.jp/0000153009
『歌舞伎美人 かぶきびと』より引用:https://www.kabuki-bito.jp/special/costume/lixil-stage/post-stage-34/2/
いうことありません。 かっこいい!!
役者を引き立て、舞台映えするデザインの意図を感じます。
他の【江戸文様】をしらべてみました。
経糸と緯糸で織る柄物なので、西洋だろうが、インド、東洋だろうが似てくる事は考えられる。
しかし、人間が感じる美しいバランスというものは地域を超えて共通なんだと感じさせてくれる。
千鳥格子(ガンクラブチェック)はツィードジャケットで有名。
繊研新聞社より https://senken.co.jp/posts/gun-club-check180222
”千鳥格子は日本では千鳥に見立てていますが、英国ではハウンドツース(犬の牙)と呼ばれます。千鳥というのは、「たくさんの鳥、いろいろな鳥」という意味です。”
現在分かっている最も古い千鳥格子の例は、スウェーデンの泥炭沼地から掘り出された紀元前360〜100年頃の[2]、Gerum Cloak らしいです。
参考:https://historiska.se/upptack-historien/artikel/farganalys/
2色の糸を交互にずらして作った柄が同じなのには驚き!
弁慶格子を意識して 鬼滅の刃をもう一度観てみたい。
引用: https://www.amazon.co.jp/炭治郎(かまど-たんじろう)-コスプレ衣装-コスチューム
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